雨漏りしてる家はシロアリの大好物【もはやお菓子の家です】

ちょっと、想像してみてください…

あなたの目の前に、童話に出てくるような『おかしの家』があったら…?

思わず食べてみたくなりますよね。

雨漏りしている家屋というのは、シロアリから見ると『おかしの家』そのものです。

だったら、シロアリがその家を食べてしまっても…責めることはできませんよね(許すとは言ってません)。

「ちょっとの雨漏りだから、大丈夫」

と考えてしまいがちですが…その雨漏りが『シロアリを呼び寄せている』ことは、あまり知られていません。

雨漏りをそのままにしている状態とは、シロアリを呼び寄せてるために餌を置いているのと同じ。そのままですと、シロアリがたくさんやってきて、家が食べられてしまう危険性があります。

この記事では『雨漏りがシロアリを呼びせる理由と危険性』、そして『家を守るための対策』をまとめました。

「シロアリが好きで堪らない!」という人以外は、ぜひこの記事を読んでしっかりと『雨漏りによるシロアリの危険性』を把握してくださいね。

目次

事実:雨漏りは『シロアリ発生原因の80%』を占める!

『シロアリ = 家の木材を食べる害虫』というイメージを持っている方は多いと思います。

でも、なぜ『雨漏りしていると、特にシロアリがやってくるのか』の理由には、ちょっと足りません。普通、家屋はほとんどが木材で作られているのに、なぜ『雨漏りすると、発生しやすくなる』のでしょう?

その理由はいたってシンプルで、シロアリは『通常の木材よりも、湿った木材が大好物』だからです。

家屋が雨漏りしてしまうと

シロアリさん、こんにちは!
  1. 雨漏りが発生して、家内部に雨水が浸入
  2. 侵入した雨水によって木材が湿ってしまう
  3. 湿った木材につられてシロアリがやってくる
  4. シロアリ:「ここにいれば、大好物の湿った木材が山盛りだ!」

    といった流れで家屋に住み着きます。その結果、凄まじい勢いで、雨漏りで湿った木材をどんどん食べてしまいます…。

    雨漏りを放置するという行為は、シロアリの大好物である木材に一手間加えて調理し、両手を広げて手招きしている状態だと思ってください(そりゃ、寄ってきますよね(笑))。

    雨漏りでシロアリが発生してしまうと、どうなる?

    こちらで紹介しているのは、よくある被害の一例ですが…

    雨漏りによるシロアリ発生被害の一例
    • 家屋の木材が食べられてしまい、中身がスカスカになって脆くなる
    • 耐震性が落ちてしまい、地震などによる倒壊の可能性が高くなる
    • 屋根裏の木材を食べられたことで天井が脆くなり、天井が落ちてしまう
    • 食べられてしまった家屋を修理するために、多額の費用が必要

      と、かなり深刻な被害が起きてしまいます。

      シロアリ被害そのものは、直接人体に被害をもたらすことはそうそうありませんが…家屋に与えるダメージは甚大です。

      シロアリに食べられ続けた家屋は、いわばチーズのようなもの。穴だらけでスカスカな木材になってしまいます。

      スカスカになった木材は、当然強度がガクッと落ちてしまいますので、地震などによる倒壊の可能性がグッと高まってしまいます…こうなると、間接的に『命に関わる自体』となりかねませんよね。

      しかも、シロアリ被害にあった木材は、ただダメージを受けているだけでなく『食い荒らされている』状態です。ですから、単純な修理では間に合いません。食べられたところは、なくなっているわけですから…。

      修理費用は相当なもので、100万円を超えてしまうことも珍しくありません。

      シロアリ駆除にも結構な費用が必要

      ダメージを受けた家屋の修理ももちろんですが、そもそも『駆除するため』にかなりの費用が必要になります。

      だいたい相場で20万円前後、被害がひどい場合はもっとかかることもあります。家屋だけでも相当なものなのに、そこに加えて駆除代金…頭が痛くなりますよね。

      ですが、駆除しないと修理した新しい木材が食べられてしまうだけなので…駆除をケチることは絶対に出来ません。

      家屋の価値も、ガタ落ちです…

      専門家が見れば、家屋が『シロアリの被害にあっているかどうか』は一目瞭然。

      そのような家は売却しようにも価値はつきませんし、賃貸に出そうにも出させてもらえません。ようは『資産としての価値』がガタ落ちしているわけです。

      これ…あなたの大切なお金(資産)が、直接シロアリに食べられているのと同じですよね。

      はっきり言って『百害あって一利なし』の存在。この言葉がぴったりですね…。

      雨漏りしている→いつシロアリがきてもおかしくない

      なかなか『家屋がボロボロになってしまう』という状態はイメージがつきにくいもの。ましてや、ちょっと天井にシミができる程度の雨漏りでそんな事態になるとか、想像もつかないですよね。

      ですが、ハッキリ言いましょう。

      表に見える雨漏り被害が大したことなくても、すでにシロアリが発生していて、影で家を食べている可能性があるんです。

      理由:雨漏りは、確認できたときにはすでに被害が進行しているから

      肉眼で「雨漏りしてる!」と確認できるのは、裏で『家屋に入り込んだ雨水が、ゆっくり内部を湿気だらけにしたあと』なんですよ。

      雨水が家屋に侵入すると、家屋の内部は湿気がどんどん溜まっていきます。この被害が継続すると、部屋の天井や壁に水が染み出してくるわけですが…一般的に『雨漏りに気づいた』とは、この状態を指すんです。

      つまり『あなたが肉眼で雨漏りを確認できるより前に、内部は雨水で湿気だらけ』ということです。

      ということは…雨漏りに気づけた時点で、家屋内部の木材はすでに『湿った木材』状態なんですね。

      雨漏りに気づく = シロアリを呼ぶ準備は完了状態

      ということが、お分かりいただけましたでしょうか?

      肉眼で雨漏りを確認できている時点で、シロアリの大好物な『湿った木材』の準備はとっくに完了しています。

      表に見える被害が大したことなくても、すでに『シロアリ発生の危険に満ち溢れている』状態といえるわけです。

      雨漏りによるシロアリ被害を防ぐには

      先程も説明したように、シロアリ発生原因の80%は雨漏りによるもの。

      逆に言えば『雨漏りを少しでも早く直してしまえば、それだけシロアリの発生する危険性は減少する』ということ。

      シロアリは、単純に『大好物の、濡れた木材があるから』住み着いているわけですから…濡れた木材の発生を抑えることができれば、シロアリが発生する原因も大きく下げられますよね。

      ですから、もしも『すでに雨漏りが確認できている』のならば、とにもかくにも『急いで直す』!

      これが、被害を最小限に防ぐためのもっとも効果的な方法です。

      豆知識:シロアリを駆除しても、雨漏りが残っていると無意味です

      「シロアリを駆除してしまえば木材への影響は止まるんだし、雨漏りまで直さなくてもいいんじゃいの?」

      と思った人もいるかもしれませんので、補足しておきます。

      残念ながら、たとえシロアリを徹底的に駆除しても、雨漏りを放置していたら…また新しいシロアリが住み着いてしまうだけです。

      そこには、大きな2つの理由があります。

      雨漏りが残ってると…
      • 雨漏りによって薬剤が流れてしまう
      • そもそも『呼び寄せる準備』が完了している

        雨漏りによって、シロアリ駆除用の薬剤が流れてしまう…

        シロアリ駆除では、最終的に薬剤を撒いてシロアリが寄り付かないように処理をします。

        ですが、雨漏りを放置していると、せっかく設置したシロアリ用の薬剤も、雨漏りによって流されてしまいます。

        これではせっかくの薬剤も効果がありませんよね。

        シロアリの大好物は、残ったまま…

        そもそも、根本の原因である雨漏りを直さないといつまでも屋内が湿った状態。

        シロアリの大好物を用意して、手招きしている状態は何も変わっていません。

        雨漏りを放置したままシロアリを駆除するのは、言い換えれば『店内にいるお客を一旦追い出して、新しい客を手招きしている状態』と同じです。

        根本原因である雨漏りの修理が、シロアリ駆除に欠かせない

        雨漏りが『シロアリ発生の根本的な原因』だった時点で、雨漏りを修理しない限りいつまでも問題解決にはつながらない、ということです。

        雨漏りが起きているようなら、必ず『雨漏りをしっかり直す』。

        そのうえで、合わせて『シロアリ駆除』などの対処を行うことが大切ということですね。

        雨漏りの調査・修理は専門家に任せよう

        ここまでで『シロアリ被害を最小限に抑えるためにも、雨漏り修理は欠かせない』ことが分かっていただけたかと思います。

        では、実際に『雨漏り修理』はどうすればいいのか?

        自分で調査・修理する方法も調べればたくさん出てきますが…悪いことは言わないので、専門の修理業者に直してもらってください。

        雨漏り修理の一番のキモは、『根本の原因をしっかり特定』すること。

        この原因特定というのは、長年の経験と技術が必要となりますが、経験者であっても分からないケースがあるほど難しいのです。

        これを素人がやったとして、仮に運よく雨漏りが止まったとしても、すぐに再発してしまう可能性が高いでしょう。

        雨漏りをしっかり直したいのなら、雨漏り修理の専門業者に頼むのが一番と言えるわけです。

        (自分で直したつもりだったのに、じつは直っていなくて、気づいたらシロアリだらけ…とか、目も当てられませんよね)

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        【誤解】雨漏り相談はお金がかかる

        じつは、雨漏り修理の世界では相談から現地の簡易調査・見積もりまでは無料というのがほとんど。

        ということは…

        全部タダ!
        • 相談するならタダ!
        • 家の状態を確認してもらうのもタダ!
        • 修理にいくらかかるか教えてもらうのもタダ!というわけです。

        「こんな雨漏り、大したことないだろ…」

        と素人目線で自己判断せずとも、せっかく『専門家のプロ目線で、無料で状況が把握できる』わけですから…。

        雨漏りが疑わしい場合は『とりえあえず雨漏り修理の専門業者に相談してみる』のがおすすめです。

        とはいえ、世の中には『あまりよろしくない』雨漏り修理業者も少なくありません。優良な雨漏り修理業者を選ぶためのポイントはこちらにまとめていますので、詳しくはこちらをご覧ください。

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        雨漏りしてる家はシロアリの大好物:まとめ

        では最後に、ここまでの内容を要点をしぼってまとめていきますね。

        今回の記事ポイントまとめ!
        • 雨漏りはシロアリ発生原因の80%を占める
        • 雨漏りに気づいた時点で、すでに『いつシロアリが発生してもおかしくない』状態
        • シロアリを駆除しても、雨漏りが残っていたら意味がない
        • シロアリ被害を防ぐには、まず雨漏りを直すこと
        • 雨漏りは素人判断せず、しっかり雨漏り専門業者に相談しよう

        余談ですが…私たちは神奈川で25年間、雨漏り修理の専門業社として活動しています。これまでの雨漏り解決率は『98%』であり、100%ではありません。

        それは、なぜか…。

        『シロアリ被害が大きくなりすぎており、もはや修理では手に負えないレベルになっていた』ケースがあるからです…。

        被害が進みすぎると、もはや修理ではどうにもならず、大掛かりなリフォームにまで発展せざるを得ないケースがでてくる。それがシロアリ被害です。

        ですから、念押しします…雨漏りは、絶対に、絶対に!放置しないでくださいね!

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