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- 台風の時だけ雨漏りしてしまうメカニズム!
- 普通の雨で雨漏りしないから…と油断してはいけない理由!
普段の雨なら雨漏りしないのに、台風の時だけなぜか雨漏りしてしまう。
じつは、こんな悩みを持つ人は珍しくはありません。なんとなく「とりあえず普通の雨なら雨漏りしないから平気へいき!」とそのまま生活している方もいます。
ただ、まずこれだけは言わせてください。台風の時にだけ雨漏りしているのは、すでに危険ラインです。
この記事では、台風の時だけ雨漏りが起きる理由から危険性までをまとめました。
5分ほどで読めるボリュームなので、ぜひ読んでみてくださいね。
台風の時だけ雨漏りする理由
まずはここから。なぜ、台風の時だけ雨漏りしてしまうのか…?
じつは、これはそもそもが間違っています。台風の時だけ雨漏りが起きている…それ自体が間違いです!
実際は、あなたの家にはすでに雨漏りの原因が存在していて、普段も見えないだけで雨漏りは起きているんです…。
台風の時は普段より雨漏りの被害が大きいので『目に見えるレベルまで表面化している』だけなんですね。
台風の時は、圧倒的な『雨量』と『風速』ですから、家屋に侵入した雨水が普段入り込まない内部にまで侵入し、雨漏りの被害が表面化してしまっている状態。
ですから、そもそも『台風の時だけ雨漏りしている』わけではない、ということです。
ここで参考までに、普段の雨と『台風時』はどの程度違うのかを簡単に説明しておきますね。
台風時の『雨量』の違い
通常の雨量が2mm~多くて8mm/h(1時間あたりの雨量)くらいが一般的ですが、台風時の雨量はなんと多い時で90mm/hを超えることもあります。その差、約10倍!
ちなみに『30mm/hでバケツをひっくり返したような雨』といわれ、各地に避難勧告がでるレベルです。
30mm/hでこのレベルなら90mm/hは…想像もつかないぐらいですよね。一般的な雨と台風の時とでは、これほどまでに圧倒的な雨量の差があります。
台風時の『風速』の違い
通常の風速が1m~3m/sと言われますが、それに対して『台風の定義』とされている目安がなんと17mm/sと5倍レベル!
風速のイメージとしては
- 10m/s:樹々全体が揺れ、電線が鳴る。傘が壊れるレベル
- 15m/s:取り付けの悪い看板は吹き飛ぶこともあるレベル
- 20m/s:カラダを30°くらいに傾けないと立っていられない…風に向かって歩けない、子供は飛ばされそうになるレベル
つまり、台風という状態…。
看板が吹き飛んでいくような勢いの風にのって、バケツをひっくり返したような雨の三倍の雨量が、あなたの家屋を襲う、という状態です。
普段の雨とは圧倒的にレベルの違う状況ですね…。
だから、普段の雨ならば『目に見えないレベルの被害で済んでいる』雨漏りでも、被害が表面化してしまうわけです。
台風の時は『様々な箇所』から雨漏りしやすい
『雨漏り』というと、普通は屋根(天井)からするもの、というイメージがありますよね?
たしかに雨漏りは屋根からすることが多いのですが、じつは『屋根以外からも雨漏りは発生』します。そして、台風の時は『様々な箇所から』雨漏りが発生しやすいんですよ。
『台風の時だけ雨漏りが起きる理由』でも触れましたが、台風では雨に強烈な風が合わさってあなたの家屋に襲いかかってきます。
たとえば…雨だけでなく、風も強い時に外を歩いてしまうと、傘をさしていても『横殴りの風』で身体全体が濡れてしまいませんか?
これと同じで、台風との時は通常の雨では考えられない雨量が、とんでもない風に乗ってあなたの家の至るところにダメージを与えてきます。
その結果、窓や外壁からも雨漏りが起きてしまうケースが多いんです。
なぜ窓や外壁から雨漏りするのか?
窓や外壁はいつも日光や風雨に晒されていますよね。実は、これによって窓や外壁には気づかないうちに少しづつ劣化していき、わずかな隙間やヒビ割れが発生しているんです。
台風の時は、このわずかな隙間やヒビ割れに向かって、大量の雨が打ち付けられる状態になるわけです。その結果、雨水が家の中に侵入してくる可能性が高くなるわけです。
(あくまで雨漏りの原因はわずかな隙間やヒビ割れですので、台風でなくても強い雨の時などに水が染み出して来ることがあります)
台風の時だけ見つかる雨漏りも、放置は絶対NG!
冒頭でも説明しましたが、台風の時だけ雨漏りしているように見えても、すでに台風の時に雨漏りの『道』は作られてしまっている状態になっています。じつは普段の雨でも目に見えないレベルで家に被害を与え続けている可能性が全然あるわけです。
そのまま放置していると、こんな『取り返しのつかないこと』になってしまいます。
- 建築材が腐ってしまい、屋根が落ちた…
- 数万円で済むはずだった修理費用が100万円以上かかることになった…
- 家族の体調が悪くなり、病気になってしまった…
- 家にシロアリが出るようになった…
雨漏りは、放置すればするほど家だけでなく『そこに住む人やペット』にまで被害をもたらしていきます。たとえ台風の時だけ雨漏りしているように見えても、その雨漏りは絶対に放置してはいけません。
雨漏りを放置することで発生する問題点については、こちらの記事に詳しくまとめていますので、ぜひ合わせて読んでみてくださいね。
【豆知識】台風被害による雨漏りには火災保険が使えるかも…!
なにかと費用が高そうなイメージのある雨漏り修理ですが、じつは台風での雨漏りには『火災保険』が使える場合があります。
というのも、台風は火災保険における『風災』に適用されるんですね。この場合、雨漏りの修理費用が保険でまかなえるわけです。
(ただし、保険業者に『経年劣化による雨漏り』と診断された場合は適用されませんので、注意が必要です)
私たちのところでは、火災保険適用の申請などの専門的&面倒な作業も一括して代行できますので、「もしかして、この雨漏り…火災保険が使えないかな?」と思ったら、気軽に相談してみてくださいね!
なぜか台風の時だけ雨漏りする人へ:まとめ
ではここまでの内容をまとめますね。
- 台風の時だけ雨漏りしているわけでなく、すでに家屋に『雨漏りの原因』が存在している
- 台風の時は、雨量・風の強さが段違いなので、被害が目に見えるレベルになっているだけ
- 台風の時は、屋根だけでなく窓や壁など、様々なところに雨漏りを発生させる
- 台風の時だけに見える雨漏りでも、放置は絶対にNG!
- 台風被害による雨漏りの場合、火災保険が使える可能性あり!
繰り返しになりますが、台風の時だけ雨漏りしているように見えても、じつは通常の雨でも雨漏りしている危険があります。
そのまま雨漏りを放置してしまうと、あなたの大切な家屋だけでなく、大切な家族にまで大きな被害が出るかも知れません。
そうならない為にも、雨漏りに気づいたら、まずはプロである雨漏り修理業者に相談することをオススメしますよ。
もしも台風による雨漏りにお困りなら!
じつは、この記事を書いている私たちは『神奈川で25年の実績がある雨漏り修理専門業者』です。
これまで何百という雨漏りを調査・修理してきました。これまでに得た豊富な経験と熟練した技術で、あなたの雨漏りに関する悩みをスパッと解決いたします!
また、当社では火災保険が適用に向けた報告書作成~申請業務までの『すべての保険申請業務』を代行することもできます(しかも、無料です!)。
保険適用が可能なケースでも、保険利用にはしっかりとした現場調査&正しい書類作成・申請が必要になりますので、かなり大変なのですが…当社には『専属の保険鑑定人』もいますから、マルッとお任せ頂ければ大丈夫!
相談から現地調査・お見積りまですべて無料でご対応していますので、もし雨漏りにお困りならまずは一度お気軽にご連絡ください!
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